美容皮膚科コラム

  • 2021.01.22
    • しみ
    • スキンケア
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【必見】しみの原因、やっていませんかNG洗顔。プロが理想の洗顔を徹底解説!

洗顔料

こんにちは。まだまだ蒸し暑い日が続きますがみなさまいかがお過ごしでしょうか。スタッフSです。

仕事柄多くの方にどのような洗顔を行っているか伺いますが、まだまだ日本人的な洗顔方法、つまりメイク落とし洗顔料(もしくは石鹸)のダブル洗顔キュキュッとさっぱり洗い上げる方法を続けている方は半数以上いらっしゃいます。

長年ダメージ洗顔を受けてきた患者様のお肌に、「お疲れ様です。ようやく解放されますよ。」とねぎらいの言葉をかけたくなります。

前述の「日本人的洗顔」をされている方は今のままの洗顔を続ける事が、将来のお肌、ひいては健康にどれだけの悪影響を及ぼすかを知り、見直して頂きたいと思います。

話は一旦それますが、みなさんは紫外線量が年々増加していることをご存知でしょうか。

気象庁ではこのようなデータを出しています。

“紫外線量は、1990年代はじめの観測開始以降、いずれも統計的に有意な増加傾向が現れています。 増加率はそれぞれ10年あたり+3.5%、+4.8%、+2.2%でした”

気象庁「紫外線の経年変化」より抜粋。http://www.data.jma.go.jp/gmd/env/uvhp/diag_cie.html

紫外線量増加により、紫外線が主な原因となっている肌の老化がより加速すると考えられます。

このことからお伝えしたいのは、「今までよりも肌は危険な環境=強烈な紫外線下にさらされている」という事です。

しかも、ご存知の通り、今の食生活(コンビニ、ファストフード、アメリカ食、栄養の無い野菜)に含まれる栄養素中の抗酸化物質量では到底この問題に対抗できません。

紫外線からお肌を守る為の方法は沢山あるのですが、一番早く、効果的な手段が「洗顔方法を変えること」です。

以下のチェック項目、どれくらい当てはまりますか?

 

シミの原因、NG洗顔チェックテスト

 

①洗顔は、メイク落としと洗顔のダブルで行っている

②40度以上のお湯で洗い流している

③拭き取りメイクシートを使用している

④スクラブ洗顔を使う事がある

⑤朝も洗顔料で入念に洗顔している

⑥ポイントメイクは必ずポイントメイク落としで落とす

⑦手のひらを肌に当てながら洗顔している

 

さて、いくつくらい当てはまりましたでしょうか。

実は上記のチェックリストと反対の洗顔が正しい洗顔方法なのです。

 

 

シミ予防になるOK洗顔方法

①洗顔はシングル洗顔でOK!

洗顔の回数はなるべく少なくすることが大切です。1回の洗顔でメイク落としも洗顔もできるものが肌に優しいのです。

②40度以下のぬる目のお湯か水で洗い流しましょう。

暑いお湯では、お肌を守る為に必要な皮脂までも洗い流してしまいます。ぬるいお湯やお水で優しく洗い流すのがベスト。

③拭き取りメイクシートは慎重に使用しましょう。

ついつい疲れて洗顔が面倒な時には重宝しますが、拭き取るという行為がもうお肌には刺激になっています。拭き取った後の液体を夜中お肌につけておくのも、お肌に刺激になる成分が入っていれば危険です。

④スクラブはなるべく避けましょう。

物理的な刺激はシミや肝班などの原因になります。洗い上がりはつるっとしますが、肌表面は傷つけられて、それを防御しようとメラノサイトからメラニンが出てきます。

⑤朝は水洗いで十分です。

1日に何度も洗浄成分で肌を洗顔する事が、皮膚へのダメージに繋がります。表皮の厚さは約0.1mmです。少しの刺激でもはがれたり傷ついたりするのです。

⑥ポイントメイク落としは不要!

ポイントメイク落としには洗浄成分が強いものが多くあります。特に顔の中で一番皮膚の薄い目もとは、もしメイクが残っても、スキンケア用のジェルやクリームを綿棒につけてそっと落とすのがおススメ。

⑦手のひらで洗わず、泡で洗う習慣をつける

手のひらが当たるとその部分は物理的刺激を受けます。シミの原因になるので、しっかり泡だてネットで泡だてた弾力のある泡でふわふわと包み込むように洗うのがお肌の喜ぶ洗顔法です。

お肌に負担をかけないこと。それがすべてにの項目に共通するルールです。

日本人の表皮は白人に比べて薄いと言われています。化粧品メーカーの販売戦略に惑わされず、自分の肌をしっかり見つめた正しい洗顔で、10年後、20年後の肌を今から守っていきましょう。