美容皮膚科コラム Column

2017-07-28
健康維持と美肌のためのビタミンC点滴

いつもコラムをお読み頂きありがとうございます。本日は、ヒトに必要なビタミンCとビタミンC点滴療法についてお話したいと思います。

当院での高濃度ビタミンC点滴はコラーゲン合成による美肌効果や抗酸化作用や免疫力を高める目的で人気の点滴療法です。

「ビタミン」とは本来、自分で作れない物質のこと」を言います。ヒトはビタミンCを体内で合成出来ないため、外からの食事から摂らなければなりません。    たとえば、ヒト以外の動物のヤギは 病気になると通常の10倍ものビタミンCを体内で作り 崩れた体のバランスを回復させることができるのです。これをホメオタシスの維持といいますが、ヒトはビタミンCを体内で作れないため、健康を維持するためには常にビタミンCを摂取しなければいけないのです。

 

免疫力を高めたり抗酸化作用や美肌目的には1日1000mgの摂取を継続することが推奨されています。それに対して高濃度ビタミンC点滴療法は、標準摂取量(100mg)の250倍の25gを用いて効能を発揮することを目的とします。

皆さんの体には一体どのぐらいのビタミンCが必要なのでしょうか。サプリで補える程度なのか、点滴で一気に血中濃度を上げるべきなのか。

ヒトの体にはビタミンCが集中して存在する臓器があり、摂取したビタミンCが必要としている臓器から使用されるとすれば、肌へのビタミン供給の優先順位は低くなると考えられます。

たとえばビタミンCは、脳の下垂体では神経伝達物質を作る際、 目の水晶体では太陽光などによる活性酸素の影響を受けるため抗酸化物質として、副腎ではホルモン合成の際に必要となります。

それらの臓器が普段からビタミンが満ちている状態であったり、酸化ストレスが少なかったり、ビタミンを消費しやすい糖質の多い食生活になっていることがあれば、高濃度ビタミン点滴をしてすぐに肌への効果が表れるとは考えにくいと思います。

このように健康状態に個人差があるため、ビタミンCの効果がどのように表れるかは人それぞれなのです。

当院で高濃度ビタミンC点滴を1カ月に2回のペースで受けていた患者様は「このビタミンC点滴が、どの化粧品を使うよりも美肌になれると実感してます。」とお話されました。おそらく体内の酸化ストレスが少なく、他の臓器が必要とするビタミンCも十分な状態であったからなのではと考えられます。

当院で扱っているビタミンCは防腐剤無添加の安全なビタミンC製剤です。美肌を目指すのみならず、ご自身の健康状態を知る意味でも高濃度ビタミンC点滴療法をお勧めします。